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ここが「カーボンリサイクル」の未来へのスタート地点。
カーボンリサイクル実証研究拠点 | carbon-recycling

INTRODUCTION

カーボンリサイクルとは?
カーボンリサイクル実証研究拠点

風光明媚な瀬戸内海の真ん中に浮かぶ、広島県・大崎上島に2019年に経済産業省から発表された「カーボンリサイクル3Cイニシアティブ」に基づき、カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現を志す、複数の企業や大学などの活動拠点を整備することになりました。カーボンリサイクルの要素技術開発や実証研究を、ひとつの場所で集中的・横断的に実施することにより、当該分野のイノベーション・実用化を加速させることを目指します。また、要素技術開発や実証研究の内容や成果を紹介することで、日本の最先端技術を世界中に向けてアピールします。

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HISTORY

時代の潮流

地球温暖化抑制のためには、CO₂排出量の削減が世界的な課題となっています。日本は2050 年カーボンニュートラルを目標として、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減すること、さらに、50%の高みに向けて挑戦を続けることを目指しています。その取り組みの中で、現在、CO₂を資源と捉え、素材や燃料などに再利用することで、大気中へのCO₂排出を抑える、「カーボンリサイクル」が注目されています。

2019年1月のダボス会議において、日本はCO₂をリサイクルする必要性に言及し、同年6月に経済産業省は「カーボンリサイクル技術ロードマップ」を策定し、CO₂を資源として捉え、これを分離・回収し、コンクリート、化学品、燃料など多様な製品として再利用するとともに、大気中へのCO₂排出を抑制する方針を示しました。同年9月に同省が示した「カーボンリサイクル3Cイニシアティブ」、および2020年1月に策定された「革新的環境イノベーション戦略(統合イノベーション戦略推進会議決定)」において、石炭ガス化複合発電(IGCC)/石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)の実証事業を進める広島県大崎上島を、カーボンリサイクル技術の実証研究拠点として整備する事業が発表されました。同年12月には経済産業省が中心となり、関係省庁と連携して「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を策定しました。この中で、カーボンリサイクルは、カーボンニュートラル社会を実現するためのキーテクノロジーとして、重要分野の一つに位置づけられています。

  • 2019.01

    カーボンリサイクルの必要性に言及
    (ダボス会議総理スピーチ)

  • 2019.06

    カーボンリサイクル技術ロードマップの発表

  • 2019.09

    カーボンリサイクル3Cイニシアティブの発表

  • 2020.01

    革新的環境イノベーション戦略の発表

  • 2020.10

    2050年
    カーボンニュートラル宣言

  • 2020.12

    2050年
    カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略の発表

Recycling

カーボンリサイクルについて

CO₂を資源として有効活用するカーボンリサイクルは、化学、コンクリート・セメント、機械、エンジニアリング、化石燃料、バイオなど、さまざまな事業分野での活用が可能であり、日本に競争力があります。カーボンリサイクル技術の確立や利用の拡大、低コスト化などが進んでいくことによって、将来的に地球温暖化防止に寄与する化石燃料の使用量削減の大きな鍵となる、日本の新しい産業へと発展することが期待されています。

カーボンリサイクルについて

出典:「CO2削減の夢の技術!進む「カーボンリサイクル」の開発・実装」(経済産業省資源エネルギー庁)を基にNEDO作成

THE USE

カーボンリサイクルにおける用途

カーボンリサイクルにおける用途として、現在では主に、【①化学品】【②燃料】【③鉱物】【④その他】の4つが想定されています。

カーボンリサイクルとは?

出典:カーボンリサイクル技術ロードマップ (経済産業省)を基にNEDO作成

ROADMAP

カーボンリサイクル技術
ロードマップ

「カーボンリサイクル技術ロードマップ」は、カーボンリサイクル技術について、目標・技術課題・タイムフレームを設定し、広く国内外の政府・民間企業・投資家・研究者など関係者に共有することにより、イノベーションを加速する目的で、各技術分野における学識経験者・技術者を中心に、経済産業省が内閣府、文部科学省、環境省の協力を得て、2019 年6 月に策定、2021年7月に改訂したものです。カーボンリサイクル技術のイノベーションを加速するため、①CO₂を資源として利用可能な物資毎に、技術の現状、コスト低減に向けた課題を明確化、技術進展のステップを記載し、②既存製品と同等のコストを目指し、2030 年・2040 年のコスト目標を設定しています。

カーボンリサイクル技術ロードマップ

出典:カーボンリサイクル技術ロードマップ(経済産業省)を基にNEDO作成

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